20歳で大阪へ。そして起業
20歳で大阪に出てきて、営業会社に就職しました。
必死に働き、支店で営業成績トップになった頃、
ある人に「一緒に会社をやろう」と誘われ、営業会社を立ち上げました。
でも、その人は詐欺師でした。
利益は出ているのに「経費が足りない」と言われ続け、
気付けばサラ金を回らされ、1年で800万円の借金を抱えていました。
そして、その社長は突然いなくなり、会社は倒産。
家賃も払えなくなり、家を追い出され、
車で3ヶ月生活することになりました。
車の中で過ごした冬

寒い冬の中、ガソリン代もなく、
エンジンをかけることもできませんでした。
毎晩、
「この先どうなるんだろう」
そんな不安を抱えながら、震えて眠っていました。
でも、その状況でも素直に「助けて」と言えませんでした。
唯一、仲の良かった先輩の家の近くに車を停め、
たまに先輩が見つけると、
・家に呼んでくれる
・ご飯に連れて行ってくれる
・泊めてくれる
そんな風に助けてくれました。
1000円と、忘れられない牛丼
ある日、先輩に家へ呼ばれ、
「ご飯行こうか」という話になりました。
久しぶりの食事にワクワクしながら外へ出ると、
先輩は1000円を渡して、
「これやるから、中村は1人でご飯食べに行きや」
と言いました。
当時の自分はまだ甘く、
先輩に依存していた部分もあり、
正直、裏切られたような気持ちになりました。
その1000円を持って吉野家へ行き、
牛丼の大盛りを食べた時、涙が止まりませんでした。

3日ぶりのご飯。
美味しかった。
安心した。
悔しかった。
情けなかった。
色んな感情が一気に溢れてきました。
今でも、人生で一番忘れられない食事です。
その日から変わったこと
その日を境に、
「絶対に泣き言を言わない」
「人前で泣かない」
そう決めました。
そして、
人は“情け”だけでは大きく動かない。
でも、
・好きなもの
・尊敬するもの
・ワクワクするもの
には、人は自然とお金を出す。
それを学びました。
自分も、
人をワクワクさせられる存在になろう。
尊敬される人間になろう。
そう強く思いました。
だから今では、
あの時の先輩に心から感謝しています。
成功しても、忘れられなかったこと
その後、仕事をがむしゃらに頑張り、
20代後半には借金も返済しました。
ミシュラン三つ星、
食べログ日本一、
日本中の美味しいものも食べました。
でも、人生を振り返った時に、
一番心に残っている食事は、
あの日の吉野家の牛丼です。
“たった一食”で変わる人生がある

今、BONDではホームレス支援を行っています。
すると時々、
「ホームレスに弁当を配っても意味がない」
と言われることがあります。
でも、自分は信じています。
若い頃の自分のように、
たった一食で救われる人がいることを。
人生を変えるのは、
結局“心”だと思っています。
心が元気になれば、
人はまた頑張れる。
それが、BONDを続ける二つ目の理由です。
交流が、誰かの支えになる

BONDの参加費3,000円は、
・ホームレス支援
・いのちの電話相談支援
・グリ下など若者支援
へ全額寄付されています。
あなたがBONDに参加することで、
誰かの人生を変える“一食”につながるかもしれません。
共感していただけた方は、
ぜひ一度ご参加ください。
ボンド 代表
クロスグループ 中村 智

